北海道・釧路で介護付有料老人ホームを運営。短期滞在コース・長期滞在コース<期間設定コース・年齢別コース（終身利用） >

　6月のオープニングイベントは釧路市丹頂鶴自然公園名誉園長　高橋良治先生による特別講演『丹頂鶴の子育て』です。
　高橋先生は丹頂鶴の第一人者として国内外でご活躍されています。また、世界初となるタンチョウの人工ふ化成功など、タンチョウの研究に多大な貢献をしていらっしゃいます。当日は高橋先生の講演を聞くため、会場には約100名のお客様がご来場されました。

　
　講演では、育すう当時の写真を映写しながら進められました。そこに映し出されるのは高橋先生が携わった丹頂鶴の人工ふ化・育すうでの様々な風景。
　丹頂鶴の人工ふ化は当時例が無く、手探りでの取組みであったと話されていました。雛の生態を研究するため、先生自ら同じ布団で寝ることもあったとの事でした。前例もなく、決して楽な作業では無かったにもかかわらず、高橋先生はユーモアを交えて講演されていました。

　北海道・特に道東では日ごろからよく見かける丹頂鶴ですが、今回の特別講演で丹頂鶴の事をよく知ることが出来ました。ご入居のお客様も「普段何気なく飛んでいる鶴ですが、彼らも人間と同じく子供に愛情を注いでいるんですね」と感動されていました。

　講演終了後にはティーパーティを行いました。今回は丹頂鶴にちなんだ銘菓「鶴のひと声」。ご入居のお客様はお茶を楽しみながら、高橋先生と楽しくお話をされていました。

〜高橋良治先生プロフィール〜
　昭和33年よりタンチョウの育成・保護に従事する。日本動物学会での研究発表や、世界初となるタンチョウの人工ふ化成功など、タンチョウの研究に多大な貢献をする。NHKでもドキュメンタリー番組「鶴になった男」が放映され、大きな話題を呼ぶ。また、NHK紅白歌合戦の審査員も務める。平成6年現在までふ化・育雛したタンチョウの数は50羽にものぼる。
釧路市職員表彰・第22回吉川英治賞文化賞・北海道新聞社文化賞（学術部門）・日本鳥類保護連盟総裁賞。


　来月のオープニングイベントは、社会貢献事業・地域国際交流事業　第6回エンプティボウルフェスティバルを開催いたします。7月6日（土）午前11時より開催致します。楽しい催しをたくさんご用意してお待ちしております。

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げます。